<灯台紀行・旅日誌>&<花撮り物語>
<灯台>と<花>のフォトエッセー
2010
12/23
Thu.
21:33:49
入間川写真散策<ネット裏・カワセミ狙い>
Category【入間川写真散策】
2010/12/23(木)快晴。入間川写真散策。十時から十二時。
体調を崩し、四日ぶりの写真撮影。
安比奈新道経由、根岸線を下り、新富士見橋へ向かう。おっと!道を間違え、行き過ぎた。広瀬橋に出てしまった。
予定変更、橋を渡り、左折。小学校の横を抜け、右岸川原へ下りる。橋の下のあたり、なにやら、人の姿が目立つ。
釣り人、それに、川へ向けて、大きなレンズを並べている男たち。なにか、珍しい鳥でも来ているのか?
遠目に見ながら、橋際から左岸土手へ入る。北西側の山並みがきれい。ぶらぶら遡上。散歩道になっているらしく、ひっきりなしに人が来る。
土手道の途切れるあたり、左手にある中学校のプールをちらっと見る。
以前、不審者と間違われ、追いかけてきた教師たちと、ひと悶着あった場所だ。以来、鬼門として、立ち入ることがなかった。今日は、しずか、人の気配がしない。
土手から下りて、野球グランドを眺める。ネットの後ろに、青い、安っぽいベンチ。あの頃は、こうしたものをよく撮っていた。
はじめてのデジタルカメラは、ソニーに吸収されてしまったミノルタのディマージュ7。ニコンのレンズを中野のフジヤカメラで売り払い、下取り交換した。
顔を上げ、あたりを見回す。水際のがたがた道だ。さてと、カメラマンたちが何を撮っているのか、たしかめに行こう。そおっと近づき、でかいレンズの先をみる。
カワセミ、だな。川の水をせき止め、周りに止まり木を仕掛けている。立ち止まり、少し見ていると、空飛ぶ宝石が、水の中へダイビング!小魚をくわえ、ぴゅーっと、水平飛び。いっせいにシャッターの音。
なるほどね、と思いながら、その場を後にする。
男たちの、高価なレンズの先には、一羽のカワセミ。自分には、縁遠い世界だが、わかるような気もした。わがまま娘に振り回されている親父の心境だ。


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此岸からの風景
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