此岸からの風景
<日本灯台紀行 旅日誌>オヤジの灯台巡り一人旅 長~い呟きです
2013
08/04
Sun.
10:14:31
花撮り物語<花切手2013-22>*サルスベリの花芯
Category【花撮り物語】
2013/08/02(金)曇り。自宅撮影。
庭の百日紅、六、七年前に、老父の堪忍袋が切れて、根元から、バッサリ切ってしまった。
かなりの大木、夏場になると、イヤというほど花をつけた。道路際に陣取っていたので、落ちた花などの掃除が、毎朝、大変だったのだ。
当時、自分は、庭木や花に関心が薄く、さして、反対もしなかった。
ところが、その後、切った根本の周辺から、若木がたくさん伸びてきた。毎年、植木バサミで、チョキチョキ切っていたのだが、内心、なにかひっかかり、釈然としなかった。
<花切手>を作りだした一昨年、意を決して、老父の同意を取り付け、若木を二本だけ残した。
翌年、果たせるかな、ひょろっと伸びた枝先に、薄紫の花をつけた。その生命力の強さに、正直、感動し、気持ちが明るくなった。
そして、今年の春先、植木屋さんに相談したところ、一本にするべきだという意見。かわいそうな気がして、何とかならないものかと口ごもったが、すぐに大きくなるからとの専門家の意見に屈した。
2013年の盛夏、まさに、一本立ちしたサルスベリは、自分の背丈よりも、はるかに大きくなり、幾十もの枝に、見事な花をつけた。
毎朝、見るたびに、気持ちが和み、植物と交流できたような気がして、心が充実した。

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関根俊和(sekinetoshikazu)on Twitter
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