此岸からの風景
<日本灯台紀行 旅日誌>オヤジの灯台巡り一人旅 長~い呟きです
2014
03/13
Thu.
20:00:41
花撮り物語<花切手2014-3>*胡蝶蘭
Category【花撮り物語】
2014/01/22(水)晴れ。智光山植物園。十一時から十二時半。
ここのところ、四、五回、植物園での花撮りは、すべてボーズ。
大花壇には、ストック、ビオラ、その横には、ヒイラギナンテン。この寒さの中、元気に頑張っているのだが、どうにも写真にできない。
毎回、園内を一回りして、最後は、きまって温室に入る。馴染みのブーゲンビリアに蘭の仲間たちを、ただただ眺めているだけだ。
なかでも、何回も撮り損ねている、白い胡蝶蘭。花芯がきれいな美人に、未練たらしく、今日も流し目を送る。
写真にするには、花芯のアップだけではだめ。白い花びらの質感を写し取る必要がある。度重なる失敗から得た教訓だ。
しかしながら、白い花弁、露出がとても厄介。日差しは厳禁(白飛びしてしまう)、かといって、抑えすぎもだめ(平板になる)。微妙な明かりの演出が必要で、野外では、とても制御しきれない。
能書きばかり言っていても始まらないので、三脚を立て、背景に折り紙などを当てながら、撮り進める。
温室の窓際、照ったり翳ったりで、明かりの状態が、頻繁に変わる。手は二本、折り紙とリモコンを持っている。これ以上は無理だ。自然条件を、そのまま受け入れるしかなかった。
帰宅後の画像選択、あっと声を上げた。白い花びらに、黒い点々。ごみやほこりがたくさんついている。
う~ん、最後の手段だ。画像修正ソフトの、スポット修正ブラシを使い、とくに目立つ黒い点、数十か所を化粧直しした。
気難しい美人、これで、多少たりとも、面目が保てた。
関根俊和(sekinetoshikazu)on Twitter
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