此岸からの風景
<日本灯台紀行 旅日誌>オヤジの灯台巡り一人旅 長~い呟きです
2018
11/28
Wed.
13:09:00
<荒川写真紀行>2018
Category【<荒川写真紀行>2018】

2018/11/23(金)晴れ。
ぐずぐずしていて、十一時半に出発。17号バイパス経由で、秋ヶ瀬公園北側、羽根倉橋手前の駐車場に車を止める。祭日なので、公園内も賑やか、めっきり冷えてきたが、デイキャンプの、小さなテントがいっぱい見えた。
今日は、羽根倉橋から治水橋まで行って、ぐるっと一回りするつもり。橋の間の距離は、5.7キロ。しかも、橋を二回渡るから、総距離は13キロくらいになる。
もう十二時になっている。三時までに戻ってこられるかな。出るのが遅かった、ちょっと悔やんだ。
祭日のせいか、サイクリング野郎が、たくさんいる。その姿を目で追いながら、羽根倉橋の下を通り抜け、右折して、左岸の自転車道を遡上する。
これが、とんでもない難所。左手は、ゴルフ場。目隠しの植え込みがずっとあり、右側は背の高い竹藪。見通しのきかない、薄暗い舗装道。サイクリング野郎が行きかっているから、さほどさびしい感じはしないけれども、向かい風なのか、チャリがなかなか進まない。
いきなり、場違いの所に出てしまい、ウンザリ。でも、前に進むしかない。途中、何回か休んで、ようやく明るいところに出た。左側は、相変わらずゴルフ場だが、右手が運動公園になり、開けた。
車がたくさん止まっているので、どこから入り込むのか、周りを見回す。右手奥の方に、高い土手が見える。あきらかに、工事中だが、そこから、河川敷に入ってこられそうな感じ。
さらに行くと、運動公園が終わり、左側のゴルフ場ともオサラバして、だだっ広い農地の真ん中を、突っ切る感じになる。要するに、ここは、<河川敷耕作地>で、右手に見える造成中の土手は、その外側の人間の居住地域を水害から守るために作られているようだ。
見通しはすごくいいが、これといった景色はない。ただ、逆光になるが、左手には、秩父の山並みが見える。こんなところ走ったって、面白くもなんともない。やや憮然としながら、向かい風にあらがって、チャリをこぐ。
行きかうサイクリング野郎たちは、それにしても、軽快に走っている。チャリの性能がちがうのか、いや、体力の違いだな。年は関係ない、俺くらいのジジイも、いっぱい走っている。
ま、いい。やっとのことで、治水橋が見えてきた。農道からそれて、また、ゴルフ場の生け垣フェンス沿いに走る。右手には、かなり広い運動公園。待てよ、このまま、行くと、橋の下を通り抜けてしまう。
チャリを止めて、あたりを見回す。頭上の、治水橋の歩道に出て、橋を渡り、右岸土手に出なければならない。Uターンして、橋の下をたらたら行くと、なんとなく、橋に上がる道が見えてきた。ラッキーだった。
治水橋の下流側の歩道を、ゆっくりチャリを引きながら歩く。360度、見回せる。風が強くて、少し寒いが、行きかい人もほとんどなく、苦行?を強いられた後だけに、非常に気分がいい。
北側右手方向の山、筑波山だな。川の流れは、北へ向かっていて、新潟・上越の山並み、<女性の寝姿>に称される、赤城山も見える。そのまま、視界を左に移動すると、群馬の浅間山かな、妙義山は見えないな。
それから、少し山並みが途絶えて、なじみ深い外秩父の山々。<オッパイ山>に<堂平>。さらに、武甲山、奥秩父の山並み、その奥には、長野、山梨の山々が連なっている。
なんとなく、懐かしい気分になる。それもそうだな、ほぼ十年、この山並み見守られながら、<入間川写真紀行>を続けた。外秩父の山々をハイキングし、ジムニーで尾根を駆け回ったりもした。
橋で立ち止まって、写真も撮った。が、見通しは最高だが、写真になるような景色が見当たらない。あまりにも、広々しすぎているし、遠目過ぎる。
橋を渡り終えたところで、左側に道があり、やっとのことで右岸土手に入る。一時半になっていたが、ほっとした。しかも、追い風になっているのか、チャリをこぐのが苦にならない。
広い土手道で、見晴らしもいい。途中、未舗装箇所があり、ウンザリしたが、それでも、左手の風景がいい。秩父の山並みを下に入れて、雄大な雲を、しつこく撮った。
特記すべきことは、下流の羽根倉橋に近づくにつれ、流れの向こうに、スカイツリーが、小さく見えたことだ。衒いなく、いいなと思ったが、写真は、無理だった。遠すぎる。


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