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此岸からの風景

<日本灯台紀行 旅日誌>オヤジの灯台巡り一人旅 長~い呟きです

2020

06/18

Thu.

20:38:53

第二次入間川写真紀行2019 

Category【第二次入間川写真紀行

2019/11/30(土)晴れ。真冬の寒さ。
<入間川写真紀行2-8>昭代橋から狭山大橋・往復

十時半出発。いつもの小畔川沿いの道を走って、サイボクの交差点を直進、狭い旧道をうねうね走り、昭代橋の先、公園の駐車場に車を止める。

土曜日のせいか、車がたくさん止まっている。芝生広場では、親子連れなどが遊んでいる。チャリを下し、昭代橋の歩道を渡りながら上流の景色を撮る。

といっても、ほぼ逆光で、ほとんどモノにはなるまい。いちおう、カメラの性能を期待して、少しずつ位置をずらしながら、きらきら光っている川面や、端のほうにある富士山なども画面に入れた。

例の、右岸土手の専有物は、ほとんどなくなっている。行政指導されたのだろう、きれいな緑の土手道がいい。とはいえ、土手際に洗濯物干しが見える。通行の邪魔にはならないが、なんか嫌な感じだ。

昭代橋を渡り終え、国道を右折して、少し行って、また右折、民家の間を通り抜け、右岸の遊歩道に出る。先日来たところだ。そこから、チャリで上奥富用水堰まで行く。

途中の景色は、どうということもない。いや、チャリだから、ロクに目に入らない。すぐに堰の脇、遊歩道が崩壊していて、堰には近づけない。とはいえ、水量が多く、魚道も作られている。
気持ちのいい眺めだ。

少し迷ったが、この先、遊歩道でどこまで行けるのか気になり、さらにチャリを走らせた。左側は、鬱蒼とした茂みで、おっと、ホームレスのブルーシートの掘立小屋が、ちらっと見えた。

右側は、運動公園に沿った道路。街路樹なのか、大きな山茶花が四本ほど、間隔をあけて立っている。みな赤いお花をいっぱいつけている。

写真を撮ることもなく、じきに狭山大橋の下に出る。止まって、橋の橋脚などを眺める。その先には川の流れがあるはずだ。以前は、歩きだったから、橋のたもとの水辺には、必ず行ったものだ。正直なところ、今は、ケチな風景には、ほとんど興味がない。

今日だってそうだ。気持ちのいい昭代橋からの眺め、すがすがしい用水堰を見に来たのだ。…何かが変質しているわけだが、とちらっと思ったが、そんなことよりも、この遊歩道がどこまで続くのかが気になった。

さらに行くと、運動公園のはずれ、その先はごみ焼却場だ。遊歩道は、そっちには行かないで、隣接する公園の中、というか、縁を回っていく。その先は、川べりの崖だが、そこで、遊歩道は、見事に下をえぐられ、崩落していた。

止まって、川のほうを見た。以前、このあたりの流れの中に<軍艦のようなコンクリート>があった。が、見つけることもできず、いや、見つけようとする努力もせず、ちらっと見ただけで引き返した。

復路のことを考えた。このまま、今来た道を戻るか。運動公園の中を見ながら、そう、帰りに山茶花を撮ろうと思ったんだ。それとも、狭山大橋を渡って、左岸を遡上しながら、車に戻るか?

あいにく、今日も、腕時計を忘れてしまったが、太陽は少し傾いた程度だ。まだ元気だし、それに左岸側からも、用水堰を見てみたいしな、ということで、辺りを見回した。

というのも、狭山大橋に出るには、以前もそうだったが、いったん河川敷から出て、民家の横から、ぐるっと回りこむ感じになるのだ。確かその時、橋の下に隠れるようにして、ペットボトルかアルミ缶かが、山のように積んであって、脇に軽トラも止まっていた。純然たる?ホームレスではないのかもしれないな、と思ったものだ。

そんなことは、どうでもいい。橋の上に上がった。セコいことに、有料の橋だ。一応、上流側に専用歩道がついている。が、上流も下流も、大した眺めじゃない。西のほうに鉄塔と<おっぱい山>が見えるだけだ。

橋を渡り終えると、料金所。普通車\200というのは高すぎるだろう。それに、ふと見ると、自転車通行は\20ときた。防犯カメラもついているとの警告文もあり、すぐそばに、料金所の係員の姿も見える。仕方なく、財布を取り出し、しかし、五円玉と一円玉二個だけ入れて、さっと脇を通り過ぎた。

横断歩道を渡って、Uターンして、住宅街を通り抜け、左岸の自転車道に出た。すぐに狭山大橋の下。水辺に下りていけるが、チャリで通過。自転車道からそれて、土手下の細い舗装道を行く。ちなみに、自転車道は、土手の上を走っている。

見ると、老夫婦が、二人並んで、歩いている。チャリのスピードを落とし、<すいませ~ん>と声をかけて通過。この道は、以前はジムニーで走ったものだが、今の車じゃ、全然無理だな。そう思いながら、さらに行くと、道が少し広くなり、上流の見通しがよくなる。といっても、この時間モロ逆光で、ほとんど何も見えない。りっぱな柵のある所で止まり、対岸を見回す。

鬱蒼たる崖が続いている中、あったよ、かなり大きめのブルーシートの屋根が。あんな崖際にいて、先日の大雨の時はどうしたんだろう?あるいは、再建したのかな?ふと思った。が、それだけだ。

さらに行く。道が少し上り坂、そのうえ、数メートルおきに、なんというか、段々がある。要するに、スピードを抑制するために路面に凹凸をつけて、走りにくくしているわけだ。その都度、チャリから腰を浮かして、ペダル立ちしてクリアしていった。そう、子供のころにはよくやった、チャリの乗り方だ。

ギアは、一番軽い奴だったが、めげることなく、ゆっくりと、緩い勾配を上り切った。汗だくだった。だが、不快ではなかった。と、道が通行止めになっている。作業着を着たおとなしそうなオヤジが、看板をしつらえている。

なかば崩壊して平らになった護岸にチャリを止め、堰を眺めた。水量は多い。ゴーゴーと音を立て流れている。堰に立ち入り、コンクリの段々に座って、下流の景色を眺めたものだ。今日は立ち入り禁止、引き上げだ。

遊歩道は通行禁止、なので、工事用の網のフェンス沿いに少し行って、急な土手を、といってもほんの五、六メートルだが、力任せにチャリを引いて、登りあがった。あと一歩というところで、ずるっと滑りそうになったが、登山靴が持ちこたえくれた。

あとは、自転車道を遡上し、河川敷公園のところで、駐車場沿いの桜並木の道に迂回、昭代橋の交差点に出た。車に戻って、寒風の中、上半身裸になって、Tシャツの着替え、汗びっしょりだった。

チャリを積み込み、運転席に座って、持参した水と、バナナを一本食した。甘かった。あ~、パンチコヘの誘惑を<私は入間川歩行を選択する>と、何回か口の中で唱えてよかった。・・・これは、失明の危機に瀕したとき、<禁煙>するために使った方法で、それまで三十年間吸っていたタバコを、一か月でやめることができた。

もっとも、その時は、失明を避けるためなら、何でもやれる気になっていたから、この<おまじない>は、その補助的な役割を果たしたに過ぎない。ともあれ、これは<自律訓練法>からの応用だろう、と思った。…<自律訓練法>かなり真剣に取り組んで、ある程度までは習得した。そのことが、今になって役立ったのだろうか?あの時期に費やした膨大な時間、無駄ではなかったのかもしれない。

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