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<灯台紀行・旅日誌>&<花撮り物語>&<第二次入間川写真紀行>

<灯台><花><入間川>などのフォトエッセー

2020

07/14

Tue.

19:03:18

<灯台紀行・旅日誌>2020 

Category【灯台紀行・旅日誌

<灯台紀行・旅日誌>#12
夜道を宿へ向かった。三十分ほどで、さしたる疲労も感じないで現着。途中、昨晩も寄ったコンビニで食料を調達。朝食用に、ブドウパンと牛乳、夕食用には、おにぎり三個とからあげクンを買った。部屋に入ってすぐに着替えて、温泉に入った。麦茶を煮込んだような色の、ぬるぬるの温泉だ。湯船は一つで、三畳ほどの広さ、四方がジャグジーになっている。ゆっくりと腰をほぐした。

独特の匂いが立ちこめていたが、道路側のサッシの窓を開けると、涼しい風が入ってきて心地よかった。脱衣場、その他いろいろなことには目をつぶって、この貸し切り温泉を楽しんだ。そう、湯船に入るとき、足の甲、手の甲が染みた。見ると、真っ赤になっている。顔も焼けた。とくに鼻が赤くなっていた。

部屋に戻って、持参して冷蔵庫に入れておいた、冷えたノンアルビールを飲んだ。うまかったとおもう。というのも、何しろ疲れていたので、いや疲れていたのだろう、そのまま倒れこむように寝てしまった。夕食のおにぎりを食べたのも、よく記憶していない。九時前に着到して、十時すぎにはもう寝ていたと思う。幸い、周りは静かで、物音で目が覚めることもなかった。二、三回、夜間トイレで起きたような気もするが、よく眠れた方だ。

今日の出費、食品・飲み物¥980。

三日目。
朝の四時過ぎに目が覚めた。朝日に照らされて、オレンジ色に染まった障子がまぶしかった。十時に寝たのだから六時間は寝たわけか、と思ったような気もする。すっと起きて、障子をあけ、ついでに重いサッシ窓も開けた。目の前には飯岡漁港、釣りの名所らしく、防波堤の手前に車がたくさん止まっている。

その向こうには刑部岬・ぎょうぶみさきと読むらしい。絶壁になっていて、その上に飯岡灯台と展望台のシルエットが見える。こちらからは逆光だが、輪郭が朝日に照らされ、ほんのり朱色に染まっている。絶壁の中ほどまで、うっすら霧が立ち込めていて、早朝の神々しい光景が広がっていた。写真には撮らなかったが、というのも、埃だらけのベランダに出るが嫌だったし、だいいち、そんな余裕も時間もなかった。

日の出は撮れないとしても、朝日を浴びている、犬吠埼灯台の前に一刻も早く行きたかった。さっと身支度をして、胃の中に、ブドウパンを牛乳で流し込み、部屋を出た。その際、スーパーで使うような黄色のプラかごに、使用済みのバスタオルなどを入れ、小さなごみ箱と一緒に廊下に出した。

これが、この宿における連泊者の唯一の義務らしい。帰ってくると、ドアの横にそのかごが置いてあり、中に新しいタオルと歯ブラシセットが入っている。連泊者の部屋の掃除などは論外というわけか!ま、三日くらいだから問題はないが、これが一週間とか、長期間になったら、どうするのだろう。受付に言えばやってくれるのかもしないが、ま、どうもいいことだ。こっちは忙しいんだ。

ドアの鍵を閉めた。もっとも、鍵のくっついているプラの透明な棒を触るのも、ドアノブも、エレベーターのボタンも、なんか嫌な感じがした。コロナ菌がついていないだろうか?そういうことに関しては、かなり神経質らしい。一階の薄暗い受付には誰もいなかった。半自動ドアの玄関は、24時間開いているそうだから、その点は便利だ。いや、考えようによっては不用心だろう。

車に乗り込んだ。なぜか、少しホッとした。この中にはコロナ菌などいない。それが、安心の多少の理由になっていたのかもしれない。時計を見た。四時に起きたのに、もう五時すぎだ。一応、念のため、ナビを<犬吠埼灯台>にセットした。

道は空いていた。当たり前だ、まだ早朝の五時すぎだ。ほとんど貸し切り状態で、多少見知った、今日で三回目の道を気分良く走った。途中、屏風ヶ浦の高台に差しかかると、長い下り坂の直線道路が、上下に波打っていて、朝日に照らされている。右側にはちらちらと海が見え、左側には巨大風車の林立。飯岡灯台の展望台から見た、東総台地を走っているわけだ。なんだか自分が映画の主人公になった気分だった。

五時半過ぎに、犬吠埼灯台の商業施設、テラステラスの裏側の駐車場についたはずだ。ここは、昨日車を止めた、道路沿いの駐車場よりは一段と高くなっている。浜への上り下りがすこし大変になる。いや、大した距離じゃない。ここを選んだのは、今日の午後、正確には十一時半から二時半までだが、車の中で仮眠をするためだ。こっちの駐車場の端っこが、比較的静かだろうと思ったのだ。真昼間の浜辺の暑さと日射には懲りていた。

誰もいないかな、と思いきや、その、浜が見下ろせる駐車スペースには先客がいた。黒っぽい車で県外ナンバーだったかな、窓に日よけなどをしている。ちらっと車内で仮眠している姿が見えた。一瞬で、日の出を撮りに来たアマチュアの、しかもオヤジカメラマンだなと思った。ま、別にいいさ、目くじらを立てることもない。一台あけて、柵際の狙っていたスペースに車を止めた。

装備をととのえ、浜へ下りた。昨日の教訓を生かして、薄手のパーカ、薄手の靴下、ペットボトルの水も二本持った。とはいえ、昨日来の疲れが残っていたのだろう、カメラバックが肩に重かったし、トートバックも腕に食い込んで痛かった。

少し砂地を歩いて、お決まりの撮影場所についた。カメラを三脚にセットした。昨日と同じ場所に、というのも小石で目印をつけておいたのだが、どうもよろしくない。下が砂地で三脚の足が食い込んでいる。同じアングルが作れない。・・・なにか、三脚の足に敷くものを用意するべきだなと思った。

時計を見た、六時を回っていた。下の浜では、十代の男女が数人、海に入って戯れている。早朝の誰もいない浜辺で、大きな声を出して騒いでいる。どういうつもりなのか。カメラと灯台の間にいるので、否応なく、画面に入ってしまう。ま、いいか。変化があって。

二台のカメラのうち、望遠の方は、海に向けた。ちょうど、朝日が昇ってくる方向だが、いまはもう、立派な?太陽になっていて、その光を受けた海面がきらきらしている。まともに見てしまっては、眼がやられる。

そうそう、今朝は雲一つない快晴だ。こりゃ~暑くなるな、と思ったが、実際には、浜風が強く、直射日光をもろに浴びてはいるものの、さほどの暑さは感じない。もっともまだ朝の六時台だ。それよりも、特記すべきは快晴、雲一つない青空。天気予報を検討して、この二日しかないと決断して出てきた撮影行だが、まさにどんピシャリで、昨日は多少の雲があり、照ったり陰ったりの空。今日は、朝からおそらく終日、100%の快晴!

ま、野外撮影に、青空があることは、それだけでOKだが、欲を言えば、多少雲が流れている方が絵になる。そんな贅沢は言ってられないだろう。晴れただけでも感謝するべきだ。年間、字義通り、雲ひとつない青空が、何日あると思う。正確には知る由もないが、経験で、いや、カンで、いや、あてずっぽうで言えば、二十日以下だと思う。月に一回あるかないか、そんな感じだろう。

…今ネットで調べた。快晴率。快晴とは、雲が青空に占める割合が0%~15%くらいの状態と定義される。全国平均すれば、驚いたことに28日前後だった。もっとも、かなりの開きがあり、埼玉県などは全国最高の61日!ま、どうでもいいことだ。快晴だからといって、必ずしもいい写真が撮れるわけではない。率は高いけどね。ちなみに、千葉県は年間で20日だった!

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