此岸からの風景
<日本灯台紀行 旅日誌>オヤジの灯台巡り一人旅 長~い呟きです
2020
12/23
Wed.
10:53:36
<灯台紀行・旅日誌>2020
Category【灯台紀行 南房総編】
<灯台紀行・旅日誌>南房総編 2020#2 往路
九月十二日土曜日、寝たのは夜の九時過ぎだった。翌午前四時起きとはいえ、前回、寝るのが早すぎて、中途半端な時間に起きてしまい、失敗している。ところが、今回も、予定通りにはいかなかった。というのも、三時過ぎに目覚めてしまったのだ。もう、眠れない。首都高の件で、緊張していたのだろう。なるべく空いているうちに通過したいと思っていたわけだ。
迷わずに起きた。外はまだ真っ暗。お決まりのように、洗面、食事(豆腐、梅干し入りのお茶漬け、牛乳)、身支度、排便。ウンコは、まったく出なかった。トートバックに、枕、目覚まし、シェーバー、携帯充電器、ノート、保冷剤入りバック、ペットボトルの水四本、ノンアルビール、バナナ二本を入れた。忘れそうになったが、ニャンコの骨壺に<行ってきます>と声をかけた。
玄関を出た。車に乗った。ナビを<野島埼灯台>にセットした。よくみると、やはり、首都高・山手トンネル経由になっている。と、首都高に入ってからのトイレ休憩が気になった。パーキングがちょっと思いつかない。もっとも、アクアラインの<海ほたる>には寄るつもりだ。だが、そこまで何時間かかるか定かではない。一応、関越の三芳パーキングで用を足していこう。
午前四時出発。真っ暗の中、関越道の最寄りインターへ向かった。すぐに三芳パーキング。まだ、出てから二十分もたっていない。出るかなと思ったが、便器の前に立つと、ちょろちょろと少し出た。ま、多少でも出しておけばな。だが、念のために、朝の缶コーヒーは控えた。カフェインの利尿作用なのか、おしっこが出たくなるからだ。
大泉ジャンクションを左方向、圏央道に入る。さらに、美女木ジャンクションを右折、面白いことに、この地点には高速道路にもかかわらず信号がある。長い信号だった。直角に曲がって、首都高大宮線、五号線を走る。空いている。さらに、熊野町ジャンクションを右方向、中央環状二号線になる。ここからは、ずうっとトンネル。一番いやなところだ。とはいえ、空いている。怖さは全く感じない。案ずるよりも生むがやすし、か。山手トンネルを抜けると、空が少し白み始めていた。まだ朝の五時半過ぎだったと思う。空いているわけだ。三時起きして正解!気分は良かった。
東京湾アクアライン<海ほたる>に入ったのは、午前六時前だった。というのも、スナップ用に持ってきたD200の、一枚目の写真の時刻が、五時五十二分になっているからだ。駐車場は空いていた。どこでも好きなところに止められるくらいだ。外へ出た。海風が予想以上に冷たかった。少し寒いほどだ。半袖を着ていたからな。まずトイレで用を足し、冷たい缶コーヒーを買って飲んだ。
D200を取りだし、駐車場の仕切り壁沿いに、ぐるっと回りながら、東京湾の海景をスナップした。大好きな<スカイツリー>が見えた。白い煙をモクモク出している煙突もあった。おそらく東側だろう、今まさに朝日が昇りかけていた。海が金色に染まっている。思わずシャッターを押した。だが、きれいな色には撮れていなかった。ま、写真などはどうでもいい、いくらか観光気分になっていた。
車に乗り込んだ。バックして出ようとした。と、隣に白い大きなワンボックスカーが入ってきた。見ると、助手席に女の子、運転席の男の子も、おそらく大学生だろう。朝の六時に<海ほたる>でデート。いや、この時間にここにいるということは、デートというよりは旅行かな?二人とも、横顔が笑っている。さわやかな感じがした。
<海ほたる>、名前だけは以前から知っていた。一度行きたいと思っていた。だが、首都高がネックになっていた。今回は、否応なしに通過する場所だったので、ラッキーだった。とはいえ、好奇心が満たされしてしまい、何かのついででなければ、もう来ることもあるまい。いや、帰りにまた寄るつもりだ。その時は、上の階へ行って、東京湾の写真を撮ろう。
そうそう、<アクアライン>は東京と千葉を結ぶ海底トンネルなのだが、山手トンネルからの続きになっているわけで、海の下を走っている実感はほとんどなかった。ま、トンネルだから、当たり前のことだ。とはいえ、<海下57m>という標識を見た時に、ちょっとだけ、今走っているところが海の下だということを想像してみた。もし仮に、トンネルが崩壊すれば、海水があふれてくる。ありうることかもしれない。想像すると、恐ろしくもあり、多少愉快でもあった。
<海ほたる>を出て、木更津方面へ向かう。まさに、東京湾を突っ切っているわけだ。360度の海。少しスピード落として、周りを見ながら走った。海上の道の終わりには、料金所。¥800円くらいとられた。アクララインは別料金らしい。さらに行って、館山自動車道に入る。千葉県に入った。運転の山場は過ぎ、あとは、房総半島の西側を南下するだけだ。車もガラガラ。さらに、気持ちが楽になった。
六時三十九分、君津のパーキングでトイレ休憩。時刻が、D200で撮った写真に記されている。<海ほたる>から三十分足らずだ。ま、用を足すというよりは、日焼け対策だ。ロンTに着がえたり、日焼け止めを顔と指さきに塗ったりした。確実に言えることは、出発時とは、明らかに気分が変わっていた。要するに、運転モードから撮影モードになってきたのだ。
君津、富津、鋸南、冨浦と、次第にトンネルが増えた。さほど長いトンネルではないし、車はほとんど走っていない。緊張するほどでもない。富津館山道路を、冨浦で降りた。そのあとの道も、片側二車線の広い道で、両側に背の高い椰子の木が並んでいる。どこか南国ムードで、気持ちが和んだ
館山の市街地を抜けると、道は一車線になり、やや上りになる。見通しのない山中を走り、狭いトンネルを抜けると、長い下り坂だ。依然として、道はガラガラ。下りきったところのT字路を右折、さらにすぐ左折。と、海沿いの道にでた。灯台は、もうすぐそこだ。そう、この辺りからは、マップシュミレーションしていて、初めて見る景色ではなかった。
白い灯台の上半分が見えた。グーグルマップで何度も見ている、海沿いの駐車場に車を止めた。さほど広い駐車場ではない。車が五、六台止まっていた。たしか七時半過ぎだったと思う。自宅から、三時間半ほどで着いた。トイレ休憩とか<海ほたるで>で写真も撮ったのだから、実質、三時間くらいかもしれない。わりと近かったな。運転もさほど苦にならなかったし、全然疲れていない。
サンダルを軽登山靴に履き替えた。装備を整え、いざ出発。ただし、空の様子がイマイチ、雲が多い。晴れの予報だったはずだがと、携帯で天気予報を確かめた。いちおう晴れマークがついている。まあ~、灯台は目の前だ。晴れだろうが、曇りだろうが、雨だろうが、もう撮るしかないだろう。



九月十二日土曜日、寝たのは夜の九時過ぎだった。翌午前四時起きとはいえ、前回、寝るのが早すぎて、中途半端な時間に起きてしまい、失敗している。ところが、今回も、予定通りにはいかなかった。というのも、三時過ぎに目覚めてしまったのだ。もう、眠れない。首都高の件で、緊張していたのだろう。なるべく空いているうちに通過したいと思っていたわけだ。
迷わずに起きた。外はまだ真っ暗。お決まりのように、洗面、食事(豆腐、梅干し入りのお茶漬け、牛乳)、身支度、排便。ウンコは、まったく出なかった。トートバックに、枕、目覚まし、シェーバー、携帯充電器、ノート、保冷剤入りバック、ペットボトルの水四本、ノンアルビール、バナナ二本を入れた。忘れそうになったが、ニャンコの骨壺に<行ってきます>と声をかけた。
玄関を出た。車に乗った。ナビを<野島埼灯台>にセットした。よくみると、やはり、首都高・山手トンネル経由になっている。と、首都高に入ってからのトイレ休憩が気になった。パーキングがちょっと思いつかない。もっとも、アクアラインの<海ほたる>には寄るつもりだ。だが、そこまで何時間かかるか定かではない。一応、関越の三芳パーキングで用を足していこう。
午前四時出発。真っ暗の中、関越道の最寄りインターへ向かった。すぐに三芳パーキング。まだ、出てから二十分もたっていない。出るかなと思ったが、便器の前に立つと、ちょろちょろと少し出た。ま、多少でも出しておけばな。だが、念のために、朝の缶コーヒーは控えた。カフェインの利尿作用なのか、おしっこが出たくなるからだ。
大泉ジャンクションを左方向、圏央道に入る。さらに、美女木ジャンクションを右折、面白いことに、この地点には高速道路にもかかわらず信号がある。長い信号だった。直角に曲がって、首都高大宮線、五号線を走る。空いている。さらに、熊野町ジャンクションを右方向、中央環状二号線になる。ここからは、ずうっとトンネル。一番いやなところだ。とはいえ、空いている。怖さは全く感じない。案ずるよりも生むがやすし、か。山手トンネルを抜けると、空が少し白み始めていた。まだ朝の五時半過ぎだったと思う。空いているわけだ。三時起きして正解!気分は良かった。
東京湾アクアライン<海ほたる>に入ったのは、午前六時前だった。というのも、スナップ用に持ってきたD200の、一枚目の写真の時刻が、五時五十二分になっているからだ。駐車場は空いていた。どこでも好きなところに止められるくらいだ。外へ出た。海風が予想以上に冷たかった。少し寒いほどだ。半袖を着ていたからな。まずトイレで用を足し、冷たい缶コーヒーを買って飲んだ。
D200を取りだし、駐車場の仕切り壁沿いに、ぐるっと回りながら、東京湾の海景をスナップした。大好きな<スカイツリー>が見えた。白い煙をモクモク出している煙突もあった。おそらく東側だろう、今まさに朝日が昇りかけていた。海が金色に染まっている。思わずシャッターを押した。だが、きれいな色には撮れていなかった。ま、写真などはどうでもいい、いくらか観光気分になっていた。
車に乗り込んだ。バックして出ようとした。と、隣に白い大きなワンボックスカーが入ってきた。見ると、助手席に女の子、運転席の男の子も、おそらく大学生だろう。朝の六時に<海ほたる>でデート。いや、この時間にここにいるということは、デートというよりは旅行かな?二人とも、横顔が笑っている。さわやかな感じがした。
<海ほたる>、名前だけは以前から知っていた。一度行きたいと思っていた。だが、首都高がネックになっていた。今回は、否応なしに通過する場所だったので、ラッキーだった。とはいえ、好奇心が満たされしてしまい、何かのついででなければ、もう来ることもあるまい。いや、帰りにまた寄るつもりだ。その時は、上の階へ行って、東京湾の写真を撮ろう。
そうそう、<アクアライン>は東京と千葉を結ぶ海底トンネルなのだが、山手トンネルからの続きになっているわけで、海の下を走っている実感はほとんどなかった。ま、トンネルだから、当たり前のことだ。とはいえ、<海下57m>という標識を見た時に、ちょっとだけ、今走っているところが海の下だということを想像してみた。もし仮に、トンネルが崩壊すれば、海水があふれてくる。ありうることかもしれない。想像すると、恐ろしくもあり、多少愉快でもあった。
<海ほたる>を出て、木更津方面へ向かう。まさに、東京湾を突っ切っているわけだ。360度の海。少しスピード落として、周りを見ながら走った。海上の道の終わりには、料金所。¥800円くらいとられた。アクララインは別料金らしい。さらに行って、館山自動車道に入る。千葉県に入った。運転の山場は過ぎ、あとは、房総半島の西側を南下するだけだ。車もガラガラ。さらに、気持ちが楽になった。
六時三十九分、君津のパーキングでトイレ休憩。時刻が、D200で撮った写真に記されている。<海ほたる>から三十分足らずだ。ま、用を足すというよりは、日焼け対策だ。ロンTに着がえたり、日焼け止めを顔と指さきに塗ったりした。確実に言えることは、出発時とは、明らかに気分が変わっていた。要するに、運転モードから撮影モードになってきたのだ。
君津、富津、鋸南、冨浦と、次第にトンネルが増えた。さほど長いトンネルではないし、車はほとんど走っていない。緊張するほどでもない。富津館山道路を、冨浦で降りた。そのあとの道も、片側二車線の広い道で、両側に背の高い椰子の木が並んでいる。どこか南国ムードで、気持ちが和んだ
館山の市街地を抜けると、道は一車線になり、やや上りになる。見通しのない山中を走り、狭いトンネルを抜けると、長い下り坂だ。依然として、道はガラガラ。下りきったところのT字路を右折、さらにすぐ左折。と、海沿いの道にでた。灯台は、もうすぐそこだ。そう、この辺りからは、マップシュミレーションしていて、初めて見る景色ではなかった。
白い灯台の上半分が見えた。グーグルマップで何度も見ている、海沿いの駐車場に車を止めた。さほど広い駐車場ではない。車が五、六台止まっていた。たしか七時半過ぎだったと思う。自宅から、三時間半ほどで着いた。トイレ休憩とか<海ほたるで>で写真も撮ったのだから、実質、三時間くらいかもしれない。わりと近かったな。運転もさほど苦にならなかったし、全然疲れていない。
サンダルを軽登山靴に履き替えた。装備を整え、いざ出発。ただし、空の様子がイマイチ、雲が多い。晴れの予報だったはずだがと、携帯で天気予報を確かめた。いちおう晴れマークがついている。まあ~、灯台は目の前だ。晴れだろうが、曇りだろうが、雨だろうが、もう撮るしかないだろう。



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